20代に読みたい名作(林真理子)という本を読み、大学生になる前に先取りしておこうと思いここにメモするに至りました。
読み終わった作品から、順次感想などを加筆していこうと思ってます。

放浪記 (林芙美子)

当時ベストセラーになった、第一次対戦後の作者本人の記録。

氷点続 氷点 (三浦綾子) – 読了(2010/12/28)

妻の不倫のせいで娘を殺され、夫はその復讐として犯人の娘を養子にもらう。
そのことが妻に知れてしまい。。。




この作品のテーマは、人間には誰しも存在するという「原罪」と、 それに対する「許し」、そして「秘密」です。 著者である三浦綾子先生は、巧みに登場人物の感情の変化にそれらを織り交ぜていました。 そのため、この本の解説を読んで初めてこれらのテーマは「重たい」のだと気づきました。 この作品の表題である「氷点」は、とても秀逸でしょう。 舞台は北海道旭川、三浦綾子先生の故郷です。 そんな酷寒の地に、ある暖かい家庭がありました。 父親は辻口病院の院長、母親は研究者の娘です。 この二人の間には3人の子供がいましたが、ある日その末娘が殺害されてしまいます。 母親である夏枝は、夫以外の別の男と時間を過ごすため、 末娘のルリ子を部屋から追い出したがために殺されたと自らを責め立てます。 父親である啓造は、ルリ子が殺害された時、別の男と妻の夏枝が姦淫していたと思い込み、 密かに妻への復讐を企てます。 ここまでの話で、おそらく全4冊のうち1冊も行ってないでしょう。 この後、物語が始まるのです。 そして「氷点」を境に、物語は方向を変え始めます。 様々な登場人物の内面に現れる感情が、事細かに描写されています。 話はほとんど、登場人物の心の中で進むのです。 その裏側にあるのが、「原罪」と「許し」です。 「塩狩峠」にしろこの作品にしろ、三浦綾子先生の作品は読みやすかったです。

(宮尾登美子)

宮尾登美子の自伝小説の第一作目。
娼婦紹介業の家の娘として育った登美子と、戦前の遊郭の様子が描かれる。
嫁いだ先での夫婦仲の崩壊など人間関係もおもしろく描かれている。

ヴェネツィアの宿 (須賀敦子)

人生のうちのほんの一部にある、出会いと別れを描いた短編小説集。